人生に生き甲斐と彩りを~エレキギター編
- 2018.12.04
- 人生

社会人として最高のパフォーマンスを発揮するためには、仕事以外の時間をいかに有意義に過ごすかというセルフマネジメントのあり方が重要になります。僕の場合、ブログのタイトルのとおりロードバイクとエレキギターが趣味であり、また生き甲斐でもあります。
これまでは仕事がらみの記事を綴ってきましたが、良い仕事をするためには、良き趣味と良き仲間を持つコトも大切であります。そこで今回は自己紹介も兼ねて、僕の趣味と生き甲斐について綴りたいと思います。まずは前編、エレキギターとの出会いから現在のバンド加入について。
出会って30年以上の腐れ縁~エレキギター
僕が初めてエレキギターを手に入れたのは1980年代の終盤、14歳の頃でした。当時は空前のバンドブーム、また速弾き全盛の時代でもありました。
多少は速弾きフレーズを駆使できるようになったのは現在のバンドを組んでからのコトで、高校生の頃はBOØWYにハマり(その存在を知った頃にはとっくに解散しており、ヴォーカル氷室京介さんとギタリスト布袋寅泰さんのソロアルバムから聴き始めました)、ライヴ映像で布袋さんがステージを縦横無尽に駆け巡りながら自由自在に弾きまくっていたフレーズを必死に練習していました。
そして、欧米のハードロックも聴きまくっていました。クラシカルな響きを持つ美しい旋律を奏でる超絶技巧のギタープレイに強く惹かれる傾向があるようで、速弾きギタリストの代名詞「イングヴェイ・マルムスティーン」とジャーマンメタルバンドの雄「ハロウィン」は、聴き始めてから30年以上が経過した現在もクルマのBGMで聴いています。
布袋さんはキャッチーなフレーズとメロディラインを重視するギタリストで、何度も練習すればどうにか曲になったのですが、欧米の超絶ギタリストについては現在でも弾けません。ギターソロを部分的にマスターするのが精一杯です。
日本が誇る超絶技巧のギタリストといえば、B’zの松本隆弘さんでしょうか。決して速弾きにこだわるスタイルではありませんが、その気になれば正確無比な速弾きができる実にクールなギタリストの1人であります。
今ではYou-tubeで好きなだけライヴ映像を視聴できますが、どの映像でも、いともカンタンに弾きこなしている(ようにしか見えない)。でも、バンドスコアを一目見て「なにコレ?」と絶望するワケです。あんなにアッサリ聴こえるフレーズに、これほど難解で大量の音符が凝縮されているのかと。
弾きたいギターソロはいくらでもある。一方でアドリブやオリジナルには興味なし。好きなギタリストが奏でるフレーズを自分も弾いてみたい。やはり僕のルーツは80年代のハードロック、現在「メタル」といわれるジャンルにあるようです。
何度も挫折してはエレキギターを手放し、また弾きたくなって買い戻す。たとえ超絶技巧を奏でるセンスもテクニックがなくても、やはりエレキギターに回帰してしまう。ここ数年はギターキットを購入し、自分仕様に組み立てては演奏と製作を楽しむ。そんな毎日を送っております。
今やすっかり義務となったバンド活動
前職時代の部下から声をかけられて以来、同業者を中心に結成されたバンドでエレキギターを担当しています。
僕が所属しているこのバンドは恐ろしく腕利きが揃ったハイアマチュア集団で、プロのミュージシャンとして事務所と契約していたメンバーや、別なアマチュアバンドの一員として各地を転々としながら活動しているメンバーが所属しています。
他にも、高校時代に吹奏楽部に所属し全国大会の常連だったメンバーや、アマチュアコンテストで上位入賞を果たしていたというメンバーも所属。頼もしいと同時に、高度な演奏力が求められる暗黙の重圧を感じずにはいられないメンバー構成となっております。
中学~高校時代もバンドを組んでいたのですが、いずれも短命に終わり、あるいはすぐ脱退してしまいました。それから現在のバンドに加入するまでは独りでエレキギターを鳴らすか、エレアコ(アンプにつなげるアコースティックギター)一式を老人デイサービスセンターに持ち込み、演歌や流行歌の弾き語りを披露する程度でした。
僕の本質は一匹オオカミを気取る変人なので(よく「個性的だね」と言われますが、決してホメ言葉でないコトは判っています)、これほど長期間、仕事以外で誰かと行動をともにするコトがありませんでした。
それと、バンド演奏を続けるのは楽しいコトばかりではありません。相応の演奏力が必要ですし(エレキギターという楽器の特性上、ミスるとすぐバレてしまうので)、仕事が終わってクタクタに疲れてから練習場に出かけるのが苦痛な時もあります。
それでも、ライヴやコンサートを行う意義はあります。特に障害福祉サービス提供事業所のイベントで演奏する際は、利用者もその家族も楽しそうに聴いて下さいます。
お客さんが知っている曲、好きな曲の演奏が始まったら、立ち上がって手拍子が始まる。中には、飛んだり跳ねたり踊ったりとノリにノッてくれるお客さんも出てくる。そして、演奏後に惜しみない拍手と歓声をいただく。その瞬間が最高なのは、プロもアマも同じでしょう。
バンド活動を通じて得たものは、音楽の楽しさだけではありません。バンドメンバーという仲間ができたコトです。同業者が多く集まるバンドですので、仕事がらみの有益な情報共有や打ち合わせができるメリットがあります。そしてバンドメンバーは、大多数の同業者とは一線を画する存在であります。
なぜなら、バンドメンバーはみな、仕事以外のフィールドで利害関係を超えて苦楽を共にし、今後、数十年にわたって付き合っていくコトになるであろう存在だからです。
バンドに加入したからこそ巡り合えた仲間を大切にするコトもまた、障害者ケアマネとして成功していくための必須事項なのでしょう。
次回は趣味と生き甲斐についての後編、ロードバイクについて綴りたいと思います。
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