中級ギタリストがコピーするのにオススメなギターバンド

中級ギタリストがコピーするのにオススメなギターバンド

中級ギタリストに挑戦してもらいたいギターバンド

どこまで弾けるようになれば、「弾けた!」といえるかは個人の主観によります。

しかしながら、楽器をやらないヒトたちから「いやあ巧いね」と言われるレベルまで弾けて、1曲につき2~3回程度のミスで済ませられるなら、充分に中級レベルといえるでしょう。

そこで今回は、コピーバンドの中級ギタリスト向けの記事をひとつ。

 

ギターソロの見せ場があり、ライヴで客ウケがいいコピー、そして弾いていて気持ちいいギターソロが披露できる邦楽ギターバンドについて、難易度順にご紹介したいと思います。

ただし、以下ご紹介するギターバンドは僕の好みと主観によるものです。また、なるべく僕が実際にバンドのライヴで演奏した曲を取り上げています。

なお、初級ギタリストあるいは短期間でライヴのレパートリーを増やしたい方につきましては、「コピーバンドのギタリスト向け~脱初級者講座」で具体的な演奏曲の提案をしています。

併せて、ご一読いただければと思います。

 

難易度別・独断と偏見と好みで選んだギターバンド

難易度★★★☆☆   Spitz   BOØWY   LUNA SEA

いずれも一時代を築いた人気バンド。とてもキャッチーで印象的なギターソロが楽しめます。しかも、凝ったアレンジでありながら難し過ぎない、脱初心者向けのコピーが楽しめるコトでしょう。

BOØWYのギターソロの特徴は、曲ごとにオリジナリティが際立った秀逸なアレンジです。「このギターソロはあの曲!」とすぐに判るセンスは、布袋さんの卓越した才能のひとつです。

LUNA SEAのギターソロの特徴は、SUGIZOさんの空間系エフェクターを駆使した余韻を残すサウンドメイクと、音を伸ばすフレーズを多用しているコトです。

その独特なサウンドメイクを活かすためにあえて速弾きをせず、なるべく音数を抑えたアレンジが際立っています。

BOØWYもLUNA SEAも、メロディーライン重視で難易度を抑えたアレンジをしています。

また、ライトハンドやタッピング(右手の人差指か中指、あるいは親指以外の4指を使い、指板の上で弦を叩いて音を出すテクニック)などの奇抜なプレイをしないスタンダード派なので、独学でも充分に弾けるようになります。

ただし、BOØWY「BAD FEELING」のように6弦を親指で握り込みながら難解な空ピッキングをする曲や、LUNA SEA「IN SILENCE」のように2台のディレイエフェクターを駆使する曲は、技量と機材を考慮した上でセットリストに入れる必要があります。

また、Spitzは決して速弾きバンドではありませんが、三輪テツヤさんの代名詞であるアルペジオをミスせず1音1音をキレイに弾き切るためには相当の練習量が必要です。

「ロビンソン」もそうですが、「冷たい頬」のアルペジオも弾き応えがあります。

 

難易度★★★★☆   X Japan   GLAY   L’Arc〜en〜Ciel

このあたりになると、キッチリ弾き切れるようになるためには1曲につき月単位の練習が必要になってきます。特に、ギターソロは相当気合を入れないと厳しいです。

脱初心者がコピーする場合、難易度が低い曲を選ぶ必要があります。

X Japanであればドラマチックな曲展開とツインギターのユニゾンによるギターソロが美しい「ENDLESS RAIN」あたりがオススメです。

GLAYとL’Arc〜en〜Cielはどの曲もギターソロが難しいので、なるべくギターソロが凝っていない曲を選ぶとイイでしょう。

僕の体験では、GLAY「誘惑」、L’Arc〜en〜Ciel「winter fall」のギターソロは弾きやすかった記憶があります。

ですがGLAY「winter fall」の場合、ギターソロよりクリーントーンで奏でるアルペジオの指運が難しく、決してラクに弾けるワケではありません。

X Japanは曲のテンポが速いのですが、規則的な運指なので、速さに慣れればどうにかなります。

GLAYは「Winter,again」と「BELOVED」と「誘惑」をライヴで演奏しましたが、いずれも「Winter,again」と「BELOVED」のギターソロの習得には相当苦労しました。

これらのギターバンドで最もギターソロが難しかったのは、L’Arc〜en〜Cielです。

Kenさんのギターソロはいずれも僕好みのメロディラインですが、僕が所属するバンドではイマイチ人気がなく、結成初期に「honey」と「Driver’s High」を披露したのみでした。

 

難易度★★★★★   B‘z   BABYMETAL    LOUDNESS

この域に達すると「悪いコトは言わない、スキルアップのための練習に留めておけ」という溜息ものの超絶技巧、脱中級を目指すギタリスト向けのテクニカルバンドです。

最初から弾けないコトを承知の上で、ライヴでギターソロに挑戦するだけで価値アリという想定で紹介しました。

Youtubeでコピーバンドのアップロード数で比較すれば一目瞭然で、これらの「○○ 弾いてみた」でアップロードしているヒトはみな講師かセミプロと思われる超絶ギタリストばかりです。

また、これらのコピーバンドのライヴ画像を探しても、まず見かけません。著作権の問題で削除されているだけかも知れませんが、恐らく、難し過ぎて誰もコピーしないのだと思います。

B’zは速弾き一辺倒のバンドではありませんが、松本さんが奏でるギターソロはそんなに難しいように聴こえないのですが、やってみると超絶技巧が満載なのです。

松本さんのプレイは、一見ポップでキャッチーなようで、実は難解というフレーズを淡々とした表情でサラリとやってのけます。

オーソドックスなプレイからライトハンドまで、あらゆるテクニックをいとも簡単にこなしますし、ライヴ映像で演奏ミスを聴いたコトがありません(ライヴでは、プロでもミスします)。

現在のバンドに加入した初期に「EASY COME,EASY GO!」をコピーしていましたが、結局、ギターソロは最後まで弾けずじまいでした。

「こんなん挑戦した勇気だけでも買ってくれよ」と、泣く泣くプレイした次第です。

BABYMETALやLOUDNESSは、もう最初からコピーする気すら起きません。とても人間ワザとは思えない、世界で認められるであろう超絶ナンバーばかりであります。

BABYMETAL「ギミチョコ!」は、Youtube再生回数がもう少しで1億回に達する勢いで世界中で愛される名曲ですが(むしろ海外で人気に火がついた)、あのギターソロのコピーをアップロードしているヒトが少なからず存在するコト自体に驚きです。

LOUDNESSの高崎晃さんといえば、80年代の世界的ロックバンドとして成功を収め、今なお現役で活躍されるレジェンドです。

大学時代の先輩にエレキギターが超絶に巧いヒトがいて、高崎さんのライトハンドのコピーを披露してくれた際、「ピックを半年使わなかった」というほど難易度が高いものです。

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以上、「永遠の中級者」を自認する僕が、これまでの経験をもとに独断と偏見と好みで選んだ邦楽ギターバンド特集でした。