自宅で映画を楽しみたいヒト向けのオーディオ選び

自宅で映画を楽しみたいヒト向けのオーディオ選び

値段にかかわらず、まずは用途を明確にする必要アリ

オーディオ選びで重要なのは、主たる用途は何かというコトです。それに応じてオーディオの種類を決めます。自宅で迫力ある重低音やサラウンドを楽しみたいのであればホームシアタースピーカーになりますし、ラジオやCDなどで音楽を聴くのであればステレオスピーカーになります。

そこで今回は、自宅で映画や歌番組を中心に楽しみたいヒト向けに、予算10万円でホームシアタースピーカーを購入する際に考慮すべきポイントについて綴りたいと思います。

 

10万円で購入できるホームシアタースピーカー

僕が20代の頃は、ホームシアタースピーカーといえば、ウーファーとサラウンドスピーカーの数によって、フロントスピーカーとウーファーのみの2.1chか、フロント・リア・センタースピーカーとウーファーの5.1chと相場が決まっておりましたが、現在はさまざまなタイプがリリースされています。

例えば、サウンドバー型のように、ウーファーもサラウンドもすべて1本の棒状の本体にまとめられたタイプも選べます。しかも、新品で3万円を切るモデルから10万円台まで、主要メーカーからさまざまなモデルを選べます。

王道となるのはやはり5.1chです。メインスピーカーとなるフロントが2つ、サラウンド担当となるリアスピーカーが2つ、ヴォーカルや映画の音声を担当するセンタースピーカーが1つ、そして重低音を担当するウーファー1つで構成されたモデルです(ウーファーは0.1chとカウント)。

10万円の予算内でホームシアタースピーカーを選ぶ場合、BOSE以外のメーカーであれば5.1chでも10万円で揃えるコトができます。BOSE製の5.1chが欲しいのであれば中古で狙うしかありません。現行モデルは新品で40~50万円以上しますので。

 

どのタイプのホームシアターを選ぶか~住環境を充分に考慮する

ホームシアタースピーカーを購入する際に充分検討すべき点は、チャンネル数をどうするかについてであります。サラウンドを楽しみたいのであれば断然チャンネル数が多い方が有利ですので、当然5.1chを選ぶべきなのですが、部屋の間取りによっては、リアスピーカーが想像以上にジャマな存在になります。

一戸建てのリビングであればソファの後ろなど室内移動の外側に配置できますが、ワンルームなどの狭い間取りの場合、リアスピーカーの左右の距離を揃えられないとか、部屋の移動スペースに配置せざるを得ないコトに。

妙な位置にリアスピーカーを置くというコトはうっかりぶつかり倒すおそれがあるというコトになります。また、躓かないように配慮しながら絨毯の下にケーブルを這わせなければなりません。あれがまた、踏んづけるとゴロゴロして足の裏に違和感が。

 

部屋をスッキリまとめたいなら、リアスピーカーなしのタイプを選ぶ

部屋が狭いとか、リビングをスッキリさせたいのであれば、リアスピーカーを必要としないタイプを選ぶのが無難です。狭い部屋でサラウンドを楽しむなら、ウーファーさえあれば充分と割り切る姿勢も必要でしょう。

リアスピーカーなしのタイプとしては、前述で紹介したサウンドバー型か、オーディオラックにスピーカーとウーファーを一体化させたラック型となります。ラック型を選べば、テレビ、CDプレーヤー・DVD・ブルーレイプレーヤー、ラジオチューナーをセッティングできるので一石二鳥です。

 

5.1chを選ぶ場合、リアスピーカーをワイヤレスで選ぶ選択肢も

一方、王道の5.1chで部屋を包み込むようなサラウンドを体感したいという場合は、リアスピーカーの設置が必要になります。前述のサウンドバー型やラック型も仮想リアスピーカーサラウンドを実現する独自技術が盛り込まれたモデルがリリースされておりますが、あくまで疑似であり、リアスピーカーの臨場感には敵いません。

そうなるとリアスピーカー必須となります。ケーブルが煩わしいのであればワイヤレスタイプの5.1chを選ぶと良いでしょう。僕がかつて所有していた5.1chはPioneer製でしたが、同様の理由からワイヤレスシステムを選びました。

ワイヤレスシステムを選ぶメリットは、ケーブルに躓かないよう、カーペットの下に潜り込ませたり部屋の隅を這わせたりする煩わしさがないコトです。ただし電源だけは必要になりますので、コンセントの位置によっては電源ケーブルを延長しなければなりませんが。

 

スピーカーの形状によってはスピーカースタンドの購入も

もうひとつ、5.1chの選ぶ際に配慮しなければならないのは、スピーカーの形状によってはスピーカースタンドが2つまたは4つが必要になるコトです。

フロント・リアともにトールボーイ型スピーカー4つで構成されたタイプなら不要ですが、たいていの5.1chはリアスピーカーが小型というモデルが主ですので、その場合はスピーカースタンドが2つ必要です。

ただし、BOSE製5.1chの場合、「サテライトスピーカー」と呼ばれる小型スピーカーが4つというのが今も昔も変わらないスタイルですので、専用スピーカースタンド4つを別途に用意しなければなりません。スピーカースタンドはケチらず、デザイン的に美しくまとまる純正を揃えましょう。

 

10万円の予算でホームシアタースピーカーを選ぶなら

・5.1chを選ぶ場合、高価なBOSE製だけは中古で探すしかない

・部屋の広さや間取りによっては、サウンドバー型やラック型で割り切る妥協も必要

・5.1chでリアスピーカーを配置する場合、ケーブル不要のワイヤレスを選ぶ方法も

・トールボーイ型でない場合は、スピーカースタンドの購入も視野に入れておく