「若い時の苦労」は、ラクして稼ぐための布石である
- 2019.06.08
- 人生

このブログを読んで下さる若い方々に伝えたいコトですが、20年以上の社会人生活を振り返って思うのは、「若い時の苦労は買ってもせよ」という教訓は人生の真実というコトであります。
この教訓の意味については今さら解説する必要もないでしょうが、説教くさい意味としてとらえるのではなく、将来「ラクして稼げるように」なるための布石として考えるべきものであります。
「ラクして稼ぐ」という意味の解釈は千差万別ですが、若い時の苦労は、いずれキャリアアップ・レベルアップ・スキルアップできる実力を確実に習得するための準備であり、あるいは僕のように「楽しく稼ぐ」生き方を実現するというニュアンスも含みます。
ひとつ念を押しておきたいのは、今回のテーマ「ラクして稼げる」というのは「楽しく稼げる」という意味であり、決して「ラク=怠ける」という意味ではありません。そこをふまえた上で続きを読んでいただきたいと思います。
人生、思いどおりにならないからこそ「苦労の先取り」を
「苦労の後回し」をすると必ず高いツケを払わされる
単なる名称独占でしかなく、ソーシャルワーカーとして最低限の学問を習得したという免状でしかありませんが、社会福祉士国家資格を取得できたコトは劣等生の僕にとっての唯一の誇りです。
しかしながら、今にして思えば、福祉系大学を出ていながら合格するまで3回もかかったコトは、単に勉強が苦手という言い訳で終わらせてはいけないという反省があります。
僕は4年制の福祉系大学へ進学し、奇跡的に単位を1つも落とさず4年生になりました。つまり、授業は週1回のゼミに行くのみ、あとは就職活動なり社会福祉士の受験勉強なり、思う存分時間を使うコトができる環境にあったのです。
ところが当時の僕は無知でバカでした。SFばりに過去に戻れるとしたら、当時の僕の襟を掴み、「何してんだオマエ、死ぬ気で勉強しろよ」と凄んでいたコトでしょう。とにかく貴重な1年間をムダに費やし、何かに打ち込むコトもない無為な日々を送ってしまいました。
何より後悔なのは、「どうせオレのアタマじゃ合格まで何度か受験しなきゃならないんだから」と最初から諦め、社会福祉士を一発合格しようと本気で受験勉強しなかったコトでした。
当ブログの関連記事「社会福祉士国家試験に一発合格するための10ヶ条」は、後にしなくて良い苦労を重ねた、社会人デビューした新人時代の後悔をもとに綴ったものです。僕と同じ轍を踏んでほしくないという一念で書き上げたものであります。
あの苦労に比べたら、大学時代に死ぬ気で受験勉強に取り組み、一発合格しておいた方がはるかにラクだったという後悔のすべてを込めて。
「しなくてもいい苦労」は決してすべきでない
同じ教訓は、就職活動にも当てはまります。僕は4回目の転職を経て現在の半独立型社会福祉士になりましたが、極論をいえば転職はすべきものではありません。はじめての就職先が天職であり、そこで初志貫徹できるコトこそが社会人生活の理想像なので。
僕は転職したコトそのものに後悔はありませんが、4回も転職する必要はなかったと思っています。今にして思うとムダな転職が1回ありましたが、無職状態になりたくないという「目先の利益」を追求したコトが間違いでした。
転職を成功させるための3つの秘訣「カネ」「ウデ」「コネ」のうち、納得できる転職先を探せる軍資金は充分に確保できていたのだから、目先の利益にとらわれるべきではなかったのです。
おかげでブログを綴るネタになりましたが、それ以外に何ら価値を見出せる経験ではありません。できる限り若いうちに「カネ」「ウデ」「コネ」をしっかり確保し、転職する回数は必要最低限で留めるべきです。
転職活動においても、「しなくてもいい苦労」は決してすべきものではありません。ヘタをすれば一生忘れられない不快な記憶が刻み込まれ、転職先を失望させる後味の悪さが残るだけです。
「若い時の苦労」は若いうちに卒業し、あとはラクして稼ぐ
「若い時の苦労」をクリアしてしまえば、いつか必ずラクして稼げる
なぜ、若い時の苦労はカネを払ってでも経験すべきなのでしょうか。それは冒頭で綴ったとおり、ラクして稼げるようになるためであります。
若い時の苦労は周りから好意的に受け取られます。なぜなら、誰もが必ず経験し、乗り越えてきたものだからです。社会人の先輩方にとって微笑ましい姿に映り、思わず「がんばれ!」と応援してあげたくなるものであります。
ところが、もう若くもないのにいつまでも苦労している姿というのは痛々しいものに映るもので、「いつまでやってるんだ?」「まだそんなコトやってるのか」と否定的に受け取られます。
若い時の苦労をクリアし、そのカイシャで然るべき実力をつけて昇りつめていけば、高収入を実現したり、より遣り甲斐がある仕事に挑戦したりとチャンスが得られます。
そして、昇進には全然興味ないし、ガツガツ働きたくもない、でも相応の給料はもらいたいという「ラク」な働き方も実現できるようになります。
「やりたい仕事だけをやって稼げる」というラクな働き方を実現
一方、僕はどうかといいますと、これまで綴ってきた後悔はあるものの、若い頃の苦労をどうにかクリアしたコトで、しなくてもいい苦労は一切しなくてイイ働き方を実現できています。
前職に比べて年収は減額となりましたが、独りケアマネとして事業所を設立して半年が経ち、毎月黒字経営を継続できています。先月は過去最高、約37万円の給付費を稼ぐコトができました。
僕が半独立型社会福祉士としてリスタートする際に、僕を仲間に入れてくれた法人スタッフから「ゼロさんがそうしたいなら…」と承諾してもらった2つの条件があります。
それは、「一緒に仕事したいヒトとしか組まない」「やりたい仕事しかやらない」の2つです。
若い時の苦労がようやく報われ、最高の社会人生活を実現
わがマチで転職して積み上げてきたスキル・キャリア・ネットワークをもとに、絶大な信頼のもと一緒に仕事したいと心から思える取引先としか組まない。計画相談支援に付随して舞い込んでくるさまざまな依頼を独断と偏見で選り好みする。
こうして、僕は高額な報酬と引き換えに、存分に自由を満喫できる社会人ライフを選んだのでした。そして今、僕自身の力でまっとうなやり方で計画相談支援を提供し続け、当初予算を大幅に上回るペースで稼ぐコトができるまでになりました。
前職から付き合いがあるヒトたちからは「憑き物が落ちたね」「イイ顔してる」と僕の変化を好意的に返してくれます。よほど辛そうな顔で仕事をしていたのでしょう。
アーリーリタイアしか考えていなかった前職と違い、今は仕事が楽しくて仕方ありません。それも当然でしょう。ラクして稼げるのですから。働き方改革に成功したのですから、楽しくないハズがないのです。
若い時の苦労は何のためにするのか? その答えは「ラクして稼げる」ようになるためです。
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