腹筋を割りたい男子たちよ、迷わずロードバイクに乗るべし
- 2019.07.18
- ロードバイク

今年は冷夏の予感、それでもロードバイクに乗る日々
令和元年の夏は気温がサッパリ上がらない日々が続き、このままいけばタダでさえ短い夏がさらに短くなる兆しが見られます。わがマチでは快適にロードバイクに乗れる季節は7~8月しかないというのに、地球温暖化の影響は皆無のようです。
初めての転職を機にロードバイクに乗るようになってから毎年、この季節は毎朝早起きしてロードバイクに跨って軽くシャワーを浴び、出勤する日々が続くのですが、早朝サイクリングには気温が低いので、今年は仕事が終わってから日没までの時間帯に乗っています。
日中よりも気温が下がるとはいえ、それでも早朝の冷気に比べれば充分な気温ですので、きっちりウインドブレーカーを着込んで、いつものサイクリングロードを疾走しています。
Tシャツにハーフパンツの夏仕様で散歩やランニングに励む市民の皆さんから見れば、「こんなに暑いのに何だアイツは?」と思われても仕方ないコスチュームですが、ソコソコの速度で走るので、風にあたって体温低下を防ぐためなので止むを得ません。
もうひとつの目的は積極的に汗をかき、体温を上げて代謝を高め効率的に脂肪を燃焼させるため、すなわち体脂肪ダウンと筋力アップのダイエット目的であります。
ただ、ロードバイクに乗るだけで筋肉質のスリム体型に
僕の場合でいえば、ロードバイクのシーズン最盛期には体脂肪が11%台まで落ちます。もっとも、雨天時以外は毎朝1時間ほど走り(およそ30km)、週末は200kmロングライドを走破する季節限定ではありますが。
シーズン終了後は室内でローラー台を転がす、苦痛と退屈を強いられる時期に突入するのですが、消費カロリーが大幅に減少しますので、体重も増えますが体脂肪も16%台まで上がります。
個人差があるので一概にはいえないところですが、僕は身長には全く恵まれなかった一方、筋肉にだけは恵まれたカラダですので、体脂肪16%台であっても、グッと腹筋に力を入れて鏡を見ると、薄らですが腹筋が割れます。光の加減で陰影がぼやける程度ですが。
ちなみに、腹筋を割れて見せるためには、腹直筋ではなく、左右の腹横筋を引っ込めるように力を入れるのがコツです。そうするコトで腹直筋にも連動して力が入り、割れて見えます。
ところが、体脂肪が11%台まで落ちますと、食後すぐで胃が膨れ上がっている時間帯を除けば、力まなくても腹筋が割れて見えます。それが如実に判るのが入浴中の洗身時です。
石鹸を泡立てたボディタオルでお腹をゴシゴシ洗っていると、「なんか凸凹して洗いづらいな」と思ったのが、成人後の人生で最も体重減を記録したロードバイク1年目の夏のコトでした。その後、年を追うごとにリバウンドの一途を辿っていますが。
兎にも角にも、長年、筋肉質だが腹が突き出た固太り体型だったのが、生まれて初めて腹筋が浮き出たコトによって、脂肪の下に埋まっていた腹筋を自らの手で体感した嬉しい体験でした。
ロードバイクで必ず腹筋が割れる「黄金の方程式」とは
腹筋を割るには、体脂肪を減らし筋肉量を増やさなければならない
ロードバイクで休日にロングライドをこなしたり、早朝あるいは通勤にロードバイクを利用したりするコトによって自然と有酸素運動を繰り返すコトにもなりますので、当然ですが徐々に体脂肪が落ちていきます。
しかしながら、誰もが有酸素運動だけでは腹筋が割れるとは限りません。脂肪の下に埋もれている腹筋の筋肉量そのものが少なければ、たとえお腹が凹んでも、世の多くの男子が望むような腹筋の割れ方になるとは限らないからです。
有酸素運動で脂肪を落とせばイイという話ではなく、瞬発系の筋肉を鍛えなければ、理想の腹筋の割れ方にはならないのです。
体脂肪の減少と筋肉量の増大、両立できるのがロードバイク
しかしながら、ロードバイクは持久力だけではなく瞬発力も鍛えてくれます。ただし、ある程度の距離を走破する必要があります。片道10km以上のコースであれば、たとえ平坦なコースが多いサイクリングロードでも多少のアップダウンはあります。
よくあるのが、車道を走らなくて済むよう陸橋をくぐるように舗装されたサイクリングロードなら、ほんの数十メートル程度ではありますが、ダウンヒルとヒルクライムの訓練になります。
登坂の際には当然、全身の筋肉を使っての無酸素運動になりますので、平坦コースでの無酸素運動とアップダウンの無酸素運動を繰り返すコトによって持久系の筋肉と瞬発系の筋肉のいずれも鍛錬するコトになるのです。
特に上半身の筋力アップは図り知れません。ペダリングと同時に左右のハンドルをガッチリ握り、二の腕から肩へ、そして背筋に至るまで、ヒルクライムでは想像以上の腕力が鍛えられます。
そのため、別にジム通いをしながら筋トレをしなくとも、ロードバイクに乗るだけで全身の筋肉がパンプアップしてきます。脂肪が落ちる一方で筋肉が発達していき、凹凸のメリハリが利いた体型に変貌していくのです。その結果、腹筋がクッキリ割れて理想の体型に近づく。
僕の場合はフツウのヒトよりも筋肥大しやすい体質なのか、「ロードバイクに乗ればスリム体型になる」という定説が当てはまらない体型になってしまいました。ちっともスリムじゃない。
しかしながら、両手と両脚の筋肉が肥大して荒縄を捩ったようなボコボコの陰影が浮かび、腹筋も割れて見えます。かつて筋トレに励んでいた頃とは違うボディラインではありますが、スリム体型とは異なって見えるのは、人一倍背が低いコトも影響しているのでしょう。
フツウのヒトであれば、スリム体型かつ腹筋が割れた「理想に近い男子体型」になれるでしょう。なぜなら、ロードバイクに乗るコトによって、以下のとおり黄金の方程式が成立するからです。
ロードバイクによるロングライド=有酸素運動+無酸素運動
腹筋を割りたいなら、クロスバイクではなくロードバイクで
最後に、ロングライドはロードバイクを使用するコトを強くオススメします。
近所へのチョイ乗りや街乗りで大変重宝するクロスバイクでロングライドをするコトもできなくはないですが、ロードバイクに比べて非常に重量があります。コレが最大の足枷となるからです。
乗り比べれば一発で体感できますが、クロスバイクは後ろに荷物を括りつけられているかのような抵抗感を覚えます。すなわち、ムダに疲れるのです。とても有酸素運動どころではない。その前にヘバってしまうのです。
一方、ロードバイクは非常に軽量な構造で駆動系の摩擦係数が非常に低く製造されていますので、いちどペダルを踏んだら、その1回転だけでどこまでも進んでいくスムーズな挙動を誇ります。
そのスムーズさといったら、まるでスケートリンクでツーっと滑っていくかのようなフシギな浮遊感と錯覚するほどであります。初めてクロスバイクの試乗をした以上の衝撃でした。
ロードバイクには、クロスバイクでロングライドさせた際の「金属の重量物を延々と運ぶ理不尽な気分」がまったくありません。まるで、「羽毛のような軽量物をラクラク運んでいるハイな気分」になれます。
アスファルトを爽快な気分で疾走できて気分爽快、おまけに体脂肪は落ちるし筋肉もつく。そして、腹をゴシゴシ洗いながら「腹が洗いづらいな」と嬉しい凸凹を体感し、風呂上がりの姿を鏡で見て「おお、腹筋割れてる!」と悦に入れる。
迷うコトはありません。腹筋を割りたい男子は迷わずロードバイクに乗りましょう。時間の許す限り乗り込み、晴天の休日はロングライドへ繰り出しましょう。
もちろん一朝一夕というワケにはいきません。まずは3ヶ月だけ騙されたと思ってロードバイクを続けてみましょう。「アナタにとっての理想の腹筋」に向かって、必ず結果がついてきます。
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