早朝ロードバイクをオススメする4つの理由

早朝ロードバイクをオススメする4つの理由

遅い夏が到来し、熱中症で体調を崩すヒトが少なくない時期が到来しました。初夏は冷夏でして、仕事帰りでロードバイクに跨る日々が続きましたが、最近ようやく早朝ライドにシフト。

僕の居住エリアにおいて早朝ライドを最高潮に楽しめるのは7月下旬から8月中旬というわずかな期間しかありません。盆休みが明ける頃には風が冷たくなり、秋の訪れを知らせる無数のトンボがサイクリングロードに飛翔し始めます。

だからこそ、ほんの刹那の数週間を貪るが如く、早朝ライドに繰り出すワケであります。基本的に夜型の僕ですが、この時期だけは早寝早起きの体内時計が起動します。

時間の制約が厳しいサラリーマンがロードバイクの時間を割けるのは早朝か仕事終わりから日没のいずれかですが、真夏でしか堪能できない早朝ライドを強くオススメする次第であります。

というワケで今回はロードバイクの早朝ライド、その魅力について存分に綴りたいと思います。

 

挙げれば本当にキリがない、早朝ライドのメリット

交通量が劇的に少ないので、安全かつ快適に走れる

たとえわがマチのような辺境の地方都市であろうと、市街中心部ともなれば日中は相応の交通量となります。朝夕のラッシュアワーとなれば交通量は激増しますし、特に朝は殺気立ったドライバーと一触即発のトラブルになりかねない事態も。

ところが、たとえ深夜帯であろうが相応の交通量がある主要幹線道路であろうとも、早朝であれば交通量は劇的に激減します。僕の自宅もわがマチの主要幹線道路の1つに隣接していますが、6時前であればほとんどクルマは走っていません。

僕の場合は即サイクリングロードに繰り出せるエリアに賃貸アパートを借りているのでそう負担にならないのですが、交通量が多いエリアで暮らしているローディーにとって、危険かつストレスがかかる公道を快適に走れるだけでも早朝ライドの価値アリです。

不快な羽虫が活動していない唯一の時間帯

生態を詳しく調べたワケではないので実感ですが、ローディーにとっては不快きわまりない羽虫の活動が1年で最も盛んな夏で唯一、あの不快な羽虫が飛翔していない時間帯は早朝なのです。

わがマチでは気持ちよく早朝ライドが楽しめる時期はほんの一瞬ですが、それ以外の肌寒い早朝であっても、夕方に時間が取れたとしても敢えて乗らないのはミリ単位の羽虫が目や口に飛び込んでくるのが不快で仕方ないからです。

その意味では、灼熱の季節が長く続く地域で居住しているローディーたちが羨ましいくらいです。夏なのに防寒用のウインドブレーカーを着て早朝ライドに繰り出す必要がないのですから。

生活リズムが正しく作動し、日中活動の効率化が図れる

上述のとおり、僕は完全な夜型人間であります。とにかく就寝時間が遅い。2時過ぎは日常茶飯事、実際に眠るのはそれ以降です。目覚まし時計は7時半でセットしていますので、平日の睡眠時間は必然的に5時間強といったところです。

ところが真夏の間だけは実に健全なコトに、20時を過ぎたあたりから睡魔に襲われる。自然に、朝5時前には覚醒するのです。やはり人間、好きなコトのためには自然に意識もカラダも起動するのでしょう。

実際に起床するのは夏バージョンの5時半の目覚まし時計に起こされてからです。寝ぼけたカラダにサイクルジャージをまとわせてロードバイクを担いで玄関を出る。ガラ空きの公道を逸早く抜け、サイクリングロードに繰り出す。

存分に早朝ライドを楽しんだ後はシャワーを浴びて汗を流し、仕事着に着替えて朝食を摂り、気分爽快で職場へ出向くワケです。

熱帯夜というほどではないものの、部屋の温度が28℃超の寝苦しい夜で疲労が蓄積する時期でもあります。それでも、適度な運動によって意識は完全に覚醒モードに入っているためか、冬期間に比べて圧倒的に仕事が捗ります。

そして帰宅。適度な運動と仕事をこなしたカラダは心地よく休息を求め、快眠にいざなわれるワケであります。

 

真夏の早朝ライドの魅力、それは「風が最高に気持ちいい」から

以上、ここまで早朝ライドのメリットを挙げてきました。しかしながら、上記はメリットであって魅力とは言い難いところもあります。読んだヒトによっては「ソレって魅力?」と首を傾げる点もあろうかと思われます。

それでは、早朝ライドをするコトによって得られる最大の魅力とは何でしょうか?

その答えは、烈夏の早朝でしか味わえない、全身を吹き抜ける風の気持ちよさに他なりません。

「真夏のスコール」とでも表現したら良いのでしょうか。不安定な温帯高気圧によって突然の豪雨に見舞われるコトがあります。かつて気象の読みが甘かった頃、何度か土砂降りの雨でずぶ濡れになって帰宅するコトがありました。

ところが真夏のスコールだけは別物で、全く不快ではありません。温かさすら感じるほどの雨粒を全身に受けながら、漆黒に濡れたアスファルトを疾走するのは実に気持ちよかったりします。

もちろん気温が高いからこその恩恵でありまして、そうでない時期は風邪をひく元凶となります。

同様に、早朝は清々しい冷気が付きものですが、真夏の早朝だけはその後に訪れるであろう熱気の予兆が本当に肌に気持ち良いのです。熱すぎないシャワーを浴び続けるような感覚、絶妙な水温に設定された温水プールを疾走しているような感覚。

この感覚はロードバイクに乗るヒトにしか共有できないものでありましょう。ライダー、ジョガー、ウォーカーが感じる風とは全く次元が異なる気持ちよさなのです。

僕はかつて陸上部に所属しており、ランニングやウォーキングは人一倍こなしてきましたし、わがマチに転職を機に移住するまでの間はバイクに跨っていました。それらの経験で感じる風の流れと、ロードバイクで体感するソレは全く異質なものと断言できます。

こればかりは、いくら言葉を尽くしてもローディーにしか理解してもらえないかも知れません。

真夏の早朝ライドでのみ体感するコトができる風、その気持ちよさを体感するだけのために高額なロードバイクに跨る。この心地よさをいちど知ったら二度と元には戻れません。

ハタから見れば「そんなバカなコトのために…」といったお金の遣い方に思うかも知れませんが、それだけの大枚を賭けるだけの価値は確実にあります。

かつての僕も、ロードバイクに出会うまでの間は健康のために仕事終わりの夕方から夜間にかけてジョギングやウォーキングをこなしていましたが、真夏の今はもっぱら早朝ライドです。

最高に気持ちよくて、しかも健康にイイ。真夏の早朝ライドをしない理由など見つかりません。