「Driver`s high」ギターソロをライヴヴァージョンで

「Driver`s high」ギターソロをライヴヴァージョンで

バンドに所属した初期の頃、必死にコピーしていたのが「Driver`s high」のギターソロでした。

当時は演奏力も聴き取る力も及ばずに弾けずじまいでしたが、いつか弾けるようになりたいと渇望していたのが、この曲のライヴヴァージョンのアレンジ。

Kenさんというギタリストはライヴでこそ真価を発揮するタイプだと当ブログで綴ってきましたが、ライヴごとに異なるフレーズで洗練されたギターソロを披露しています。

「Driver`s high」ギターソロでいえば「最高のフィナーレを…」とシャウトするHydeさんのヴォーカルが途切れる前から、あの3連フレーズが炸裂します。

ギターソロのオープニングを飾る、1弦16→14→12フレットの連続プリングです。

アルバム版ではヴォーカルが途切れてから3連フレーズが3回繰り返されるのですが、コレが4回だったり6回だったり、ライヴごとKenさんのインプロヴィゼーション次第。

当然、3連フレーズの回数によって、その後の速弾きのフレーズも違ってきます。しかも、どれも極上のフレーズ回しときている。どれもやってみたくなります。

しかしながらシロウトがステージで思うままやろうとすればミスにつながる。それもライヴの醍醐味といえばそれまでですが、せっかくなら弾き切りたい。

僕のように最初から最後まで練習どおりの一辺倒で弾くのが最も無難なのですが、その時の気分や指先の調子次第で「今日はコレでいくぞ!」と使い分けができれば最高です。

では、タダでさえ中級以上の演奏力がなければ弾き切れないフレーズをインプロヴィゼーションで一発本番をキメるコトができるのか?

その方法がないワケではありません。もっとも、最低限のテクニックを習得し、脳内プレーヤーで正確無比な曲を鳴らせるコトが条件ですが。

思うがままに、あるいは自分が最も好きなライヴヴァージョンで「Driver`s high」ギターソロを弾くための秘訣。

それは「押さえるポジションを丸暗記してしまう」、コレに尽きます。

 

ギターソロで使う「自分なりのポジション」を確立せよ

僕はキーやスケールといった音楽理論がサッパリなので、「ココを押さえれば間違いない」というポジションを探り当て、自分なりの運指を決めてしまうコトにしています。

アルバムのバンドスコアは持っているのですが、ライヴヴァージョンの持ち合わせはありません。となると、繰り返し映像を視聴し、ギターソロのポジションを推測するしかありません。

スケール名は判りませんが、僕が「Driver`s high」を弾くポジションは次のとおりであります。以下、便宜上「フレット」を「F」で表記します。

もう1つ、同じ弦でポジションが変わる場合「〇弦●F→●F…」と記載します。

とはいえ、覚えるポジションといっても数は多くありません。以下の4パターンのみです。

①3連フレーズを繰り返した後の速弾きのポジション

1弦→12F・14F・16F

2弦→12F・14F・16F

3弦→13F・14F・16F

僕の場合、まずは1弦16F→14F→12Fの連続プリングを6回繰り返し、上記ポジションを使って1弦から3弦に向かって駆け降りるように速弾きします。

具体的には、1弦12F→14F→16F→14F→2弦16F→14F→12F→3弦14F→13F(シメは大きめのヴィヴラート)といった運指です。

あるいは、3弦13F→14F→16F→14F→13Fで終わらせるのも良いでしょう。

②上記の速弾きに続くハイフレットのフレーズのポジション

1弦→16F・17F・19F

2弦→16F・17F・19F

まず1弦19F(2回)→17F→16Fと弾き、次に1弦と2弦にまたがり、2弦19F→1弦16F→2弦17F→1弦19F→2弦17F→16Fと弾きます。

Kenさんは続きを速弾きにしたりハイフレットのポジションでタメを込めて弾いたりと多彩ですが、僕は速弾きしたいので、3連フレーズの後に使うポジションでアレンジしています。

③同じリズムで音階を駆け降りていくフレーズ

1弦16F→2弦17F

1弦14F→2弦16F

1弦12F→2弦14F

1弦11F→2弦12F

1弦9F→2弦9F

1弦7F→2弦7F

ココもアルバムと違うアプローチですが、Kenさんはたいてい以上に記載したパターンで弾いています。手グセとして覚えてしまいましょう。

僕は、まず1弦16F→2弦19Fと弾いてから以上の下降パターンを弾き、最後のパターンのみ2弦7F→1弦7F→2弦7F→3弦9F→8Fと弾き、最後にヴィブラートをかけます。

④ギターソロのラスト、チョーキングを繰り返すフレーズ

2弦12Fチョーキング→1弦9F

3弦11Fチョーキング→2弦9F

3弦7F

アルバムと同じポジションで弾きます。それぞれ何回ずつ繰り返すかは好みで良いでしょう。

僕は2弦チョーキングのポジションを3回、3弦チョーキングのポジションを2回繰り返します。

最後に3弦11Fを弾いてチョーキング→チョーキングしたまま弾く→チョーキングを戻す→3弦7Fを弾いてヴィブラートをかけてギターソロを終えます。

 

使うポジションを憶えたら、あとは練習あるのみ

以上、僕がラルクのギターソロで最も好きな「Driver`s high」のライヴヴァージョンを再現する弾き方とその実践例について綴りました。

ギターソロさえマスターすれば、この曲を9割方マスターできたようなものです。

あとはイントロのリフから始まるフレーズやフィナーレを飾るフレーズを耳コピするのみですが、速弾きではないので、そう難しくはないと思います。

最後に、バンドで披露するための自主練習の方法について綴っておきます。

まずは自分がコピーしたい、最もお気に入りのギターソロを聴きながら練習するのは当然ですが、それができるようになったらアルバムやリズム隊のみの音源で練習してください。

なぜなら、エレキギターのメロディラインだけを頼りにしていると、いざ本番でギターソロのどのあたりを弾いているのか判らなくなってしまうからです。

まず異なるエレキギターのフレーズから始め、最終的にドラムやベースだけの展開を聴きながら、「今どのあたりを弾いているか」を正しく把握できるための練習を積んでください。