早起きは三文の徳~三文どころでない効能の数々
- 2020.01.26
- ライフスタイル

半独立型社会福祉士として独りケアマネを始めてから1年半、ついに障害福祉サービス提供事業所への実地指導の通知が届きました。
コレはすべての事業所に対して等しく行われるもので、障害者総合支援法や虐待防止法などの関係法令に則り事業運営を行っているかについて監査を受けるものであります。
そこでまずは事前に自己点検表をチェックし、書類上の不備があれば実地指導の当日までに揃えておかねばならない。
ところが、想像していた以上に書類上の不備が発覚。もちろん指定取り消しや給付費の返還請求がなされるような重大なものではないものの、判明した以上は揃えねばならない。
それから2週間あまりが経過。紆余曲折を経て、予定の2/3が揃ってきたところであります。
休日返上による時間外労働はもうしばらく続く見込みですが自業自得。迂闊な仕事をしてきたツケと思い、本来業務と並行して果てしなく続くデスクワークに取り組んでおります。
さて、そのような多忙な日々を送るコトになったのをキッカケに、僕自身の1日のスケジュールが大きく変わるコトに。
それも大したコトではありません。普段よりも1時間早く起床し、普段より1時間早く出勤するという「ちょっとした変化」です。
しかしながら、たかが些細な変化と侮っていたのですが、コレが生活習慣の大幅な改善に。
偉大なる先人たちは「早起きは三文の徳」という諺を生み出しましたが、三文どころか値千金の徳(あるいは得)を得られるコトに気付くのであります。
いつもより1時間早く起きる生活がもたらすメリットの数々
僕が住んでいるわがマチは1年の気温の寒暖差が50℃に及ぶ寒冷豪雪地帯であります。なので、ロードバイクは室内ローラー台を転がすのみ。
ノンビリ録画を視聴しながらローラー台を転がし、汗をかいてシャワーを浴びて夕食を摂るというライフスタイルを崩したくありません。
そこで、少しでも残業を減らすには朝早く出勤して書類の不備をどうにかしなければならない。
何とも不純な動機ですが、1時間早起きしようと思い立ったのは、ひとえにロードバイクのため。そこで早速、実地指導の通知が届いた翌日から早起きを実践するコトに。
渋滞とは無縁なストレスフリー通勤
わがマチは首都圏や巨大都市には遠く及ばない地方都市ではありますが、それでも、朝と夕の交通渋滞はちょっとしたものがあります。
もっとも、田舎暮らしが長く、道路渋滞というものに無縁だった時代が長かったので、余計にそう感じるのかも知れません。
タダでさえ鬱陶しい渋滞に加え、冬期間は降雪やアイスバーンと路面状況が悪化するだけでなく、左車線の1/2ほどが雪山で埋まるので、さらに渋滞に拍車がかかります。
いつもは勤務時間ギリギリに自宅を出るので渋滞にもしっかりハマり、イライラするばかりですが、1時間早く出発するだけで交通量は大幅に激減。
わずかな違いかも知れませんが、普段は15分弱かかる冬道の通勤時間が10分強に短縮。
1日の始まりをイライラしながら過ごすか、それともストレスフリーで過ごすか。その日のすべてを決める分岐点といっても過言ではありません。
マイカー通勤族にとって、その違いは非常に大きいと気付いた次第です。
気分爽快、能率よく仕事がはかどる
早めにタイマーをかけてストーブをつけているとはいえ、氷点下の朝はすぐに布団から出たくないものであります。
それでも眠い目をこすって身支度をし、凍結したマイカーのエンジンをかけたり周辺を除雪したりしているうちにカラダ全体が覚醒していくものです。
また、営業時間よりも1時間半も早い到着となるため、それまでの間は担当ケースや関係機関からの電話対応に追われずに済みます。
モーニングコーヒーが匂い立つような早朝のラジオを聴きながら、自分自身のツケとはいえ書類の不備を1つずつ改めていく。
電話連絡に追われずに済むのは営業時間が終わった後の夜間も同じですが、大きく違ってくるのは気力体力の温存具合です。
僕だけかも知れませんが、夜3時間残業をするのと、朝1時間と夜2時間の合計3時間残業するのでは、翌日以降に蓄積する疲れがまるで違うコトに気付きました。
後者の分業方式による時間外労働であれば、充分に1週間を乗り切るコトができます。
日中の眠気や疲れ、倦怠感が劇的に改善
以上、通勤時のストレスフリー化や時間外労働の負担軽減などをもたらす早起きの効能でしたが、健康面でも効果テキメン。最も改善されたのが生活リズムです。
僕は基本的に夜型人間で、早起きを敢行するのはロードバイクで早朝ライドができる7~8月頃に限られます。それ以外は遅寝遅起きの典型。
そのためか、深夜2時を過ぎてもダラダラとネット動画を視聴し、目覚まし時計が鳴っても二度寝して遅刻しそうになるコトもしばしば。
最も悩んでいたのが、休日の午後に訪れる強烈な睡魔でした。昼食を摂ってすぐに訪れる睡魔。
せっかくの土日の午後を寝て過ごし、深夜に目が冴えて眠れなくなる。そんな悪循環でした。
そして、アラフィフを迎えた今、コレも老化現象の一環かと諦めていたのです。
ところが、強制的に1時間早起きする毎日を送るコトによって、自然に訪れる睡魔が適切な時間にリセットされました。だいたい1時間早い就寝といったところでしょうか。
夜型人間としての生活習慣は肉体に根強く残っていますので、就寝中も半覚醒といった中途半端な睡眠で不快な夢を見たりします。
それでも遅寝遅起きだった頃とは比較にならないほど疲労回復し、休日も目覚ましなしで起床し、日中の死ぬほど辛かった睡魔も一切訪れません。
基礎代謝が上がったのか、徐々に体重減
もう1つ、健康面で嬉しい変化が訪れたのが基礎代謝の向上によるものと思われる体重減です。
僕は毎日必ず入浴後に体組成計に乗るのですが、100グラム単位でなだらかに体重が減っているコトに気付きました。冬期間の下腹も徐々に凹んでいくのが判る。
睡眠時無呼吸症候群の症状で悩んでいた、かつての職場の同僚の話では、CPAP(シーパップ)を使って眠ることによって熟睡できるようになると基礎代謝が上がるそうです。
それは主治医の説明によるものなので、良質な睡眠が基礎代謝を上げてダイエット効果をもたらすコトは科学的根拠に基づく話であります。
もう少し続けてみよう、1時間だけ早起きの生活習慣
実地指導の日まで残り1週間あまりとなりましたが、後日、無事に(?)指導監査が終わった後も早起きの習慣を止めずに続けてみようと思います。
振り返って考えてみれば、職場にきて即、全開モードで仕事ができるワケではありません。
たとえすぐに仕事をしなくとも、ノンビリとラジオを聴きながらモーニングコーヒーを飲んだり、営業時間までボンヤリ過ごしたりする時間も悪くない。
ロードバイクの早朝ライドで短い夏を存分に楽しむ以外、1時間だけ早く起きて行動を起こす。
そんな「早起きは三文の徳(得)」を実践する生活習慣が今後どのような効能をもたらすのか? いずれまた、その続きを綴りたいと思います。
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