年1回の健康診断、やるなら徹底的に~任された仕事を遂行するために

年1回の健康診断、やるなら徹底的に~任された仕事を遂行するために

キッカケは、予告もなしに現れた得体の知れない鋭い痛み

健康だけが取り柄だと思っていたのもアラフォー世代まで。たまに風邪をひいてダウンする以外、体調を崩すコトなどなかったのですが、ついに医療の力を借りねばならない状況に。

キッカケは3日前の木曜日でした。いつもの朝を迎え起床した瞬間、みぞおちから右、肋骨の裏側あたりにまるで針で刺すような痛みが。思わず「うっ」と息が詰まるほどに。

とはいえ、その痛みは一瞬のものであり、うずくまって動けなくなるほどのレベルではない。

しかしながら、いつもの独りケアマネとして相談支援の仕事をしながら、その日はいつまでもそのイヤな痛みがしつこくつきまとっていたのでした。

痛みが起こるのはどういう状況か。1日を振り返って気づいたのは、息を大きく吸おうとした時、スーッと息を吸い続けると鋭い痛みが走るのです。

その箇所を指で触っても強く押しても痛みはない。深呼吸した時や笑った時にズキッとイヤな痛みが走る。要は脇腹のすぐ下あたりの筋肉が動くと痛むらしい。

逆に、くしゃみをしたり、指で強く押したりしても針で刺すようなアノ痛みはそれほどでもない。意識すれば「ちょっと痛みがあるかな?」といった程度でした。

 

スタッフの強い勧めもあり、情報収集で探り当てた専門科を受診

仕事を終えて帰宅しても、例の痛みはちっとも治まらない。どうもおかしい。過去に体験したコトがない未知の痛みだったコトも気になる。何かの不具合が、わが体内で起こっている。

病院に行くかどうか、一晩様子をみてから決めようと思ったのですが、まずは仕事で迷惑をかけるワケにはいかないので、帰宅後、上記の状況を法人スタッフへ報告。

ところが、法人スタッフからは即答で「何かあったら取り返しがつかないから明日かならず病院に行くように」と指示が下りました。

幸い、明日の午前中はデスクワークの予定だったので朝イチで受診するコトに。

ところで、痛みの原因としてシロウト考えながら思い当たるフシがひとつありました。胆石です。

10年以上を過ごした最初の職場を辞めてわがマチへ転職してから2回目の転職をするまでの間、所属法人の職員検診で腹部エコー検査を受けていました。

その際、ミリ単位のポリープが胆嚢に点在しているコトが判明していたのです。それも複数。

コレステロール塊の良性と思われ「経過観察でよろしい」との話でしたが、「もしコレが10ミリを超えるような大きさになれば悪性腫瘍の疑いアリで手術」とも先刻されていたのです。

もしかすると、ポリープが1センチ大まで巨大化したか胆石ができたか、そうなると腹腔鏡手術になるから信頼できるセンセイがいる病院を探しておかないと…。

そんなワケでグーグルマップを駆使し、わがマチにある腹腔鏡手術の実績がある病院を抽出。

それらの病院に対し忌憚ない評価を下している患者さんの口コミ投稿を熟読し、腹腔鏡手術の権威と呼ばれる院長先生がおられる病院をみつけたのでした。

単に権威だから選んだのではなく、ウデも確かで人あたりも良く懇切丁寧な対応をしていただけるドクターであると大絶賛する口コミ投稿に賭けたワケです。

 

結果、いつかは覚悟していた腹腔鏡手術を受けるコトに

2日前の金表日、探り当てた病院を受診。誰もが気さくで挨拶をしてくれる雰囲気の良さに安心。

まずは内科で、副院長先生の問診を受けました。痛みが起こってからの具体的症状、そして過去に胆嚢ポリープがあるコトを指摘されていた経過を回答。

その後、胸部レントゲンとCTスキャンを受けたのですが、その画像から副院長先生が下した所見は肋間神経痛の疑いアリというものでした。

しかしながら、外科を専門とする院長先生もおられるので是非診てもらいましょうと勧めを受けて腹部エコー検査を実施。

そこで院長先生から指摘がなされたのが「10ミリ超えるポリープが2つありますね。あと内壁に白い厚みが起こっています」というものでした。

その映像を僕にも見せてくれたのですが、確かにそれらしき丸い隆起が2つあり、内壁の約半分が白く濁っていました。本来の内壁に白い何かを塗りつけたような画像でした。

以上の所見から、恐らく十中八九は肋間神経痛だと思うと院長先生も同様の所見が。

ただし、10ミリを超えるポリープがある以上、今後、悪性に変貌する可能性もある爆弾を抱えて暮らすよりも早めに手術すべきでないかと提案がありました。

僕も、いつかは切らねばならない状況になるかも知れないという覚悟は以前からしており、腹腔鏡手術についても独学で調べていたので、院長先生の提案に即答しました。

「ぜひお願いします。症状が悪化して開腹手術するようなコトになると仕事が困りますので」

10㎝以上は切開をする開腹手術は、1㎝程度の穴を数ヶ所開けるだけで良い腹腔鏡手術に比べて圧倒的に入院期間が長くなってしまうのです。色々とダメージが大きくなる。

右肋骨最下部、その裏側に走る激痛には経皮吸収型ジェルの鎮痛薬が処方され、2週間それを試すよう指示を受けて受診終了に。次は2週間後の受診となりました。

 

前途多難な予感、病院からの緊急呼び出しと病名変更

ところが1日前の土曜日、休日の余暇を自宅リビングでまったり過ごしていたところ、ケータイのコール。液晶には見慣れない電話番号が。くだんの病院からでした。

「昨日の血液検査の結果で気になる結果が出まして。炎症反応が起こっています。肝機能の数値も高めでして。手術前の治療が要るかどうか先生が判断したいと…」

自慢ではありませんが、血液検査を受けてから一度も肝機能で異常が出たコトはありません。ましてや炎症反応など寝耳に水。やはり、僕の体内で何らかの不具合が起こっている。

この病院は、忙しい現代人には大変ありがたいコトに日曜日の午前中も営業しているとのコト。

そして今日、日曜日の朝イチで再び院長先生の診察を受けました。開口一番、院長先生から「もう一度、胸部エコー検査をさせてもらえますか?」と。

院長先生から血液検査の結果をプリントされた紙を提示され、ALT、γ-GT、総ビリルビンの数値がいずれも基準値より高いと指摘。白血球数も同様。

何よりも問題視されたのが、「炎症反応」とされるCRPの数値がブッチギリで高いコト。

コレはC反応性蛋白(C-リアクティヴ・プロテイン)の略で、感染症や悪性腫瘍、炎症を起こす疾患が起こった際に高値を示すものでした。

肝機能の数値を指摘された際、飲酒による悪影響を想起したものですが、CRPは飲酒では絶対に高値が出ないとのコト。酒が悪さをしたワケではないようです。

そして再度、血液検査を行い、腹部エコー検査をやり直した結果、診断名が肋間神経痛から胆嚢炎に変更。胆嚢の内壁に白く塗りつけられたような濁りがさらに悪化。

鎮痛剤によって鋭い痛みは多少おさまってきているのと、血液検査の結果が良くなっていたコトで、次の受診まで炎症止めと抗生物質を服用するよう指示を受けて終了。

最後に、胆嚢に負荷がかかる食材を摂らないよう先生から指示がありました。卵の黄身、揚げ物やカレーライスなどの脂っこいメニューは当面控える生活になります。当然、飲酒もご法度。

 

結論:定期的な健康診断を欠かさず、やるなら徹底的に

院長先生の説明では、腹腔鏡手術であれば1泊で退院できるコト、今の状況なら開腹せずに胆嚢の切除が可能であるコト、退院後は肉体労働でなければ即職務復帰してOKとのコトでした。

非常にありがたいのが入院期間の短さと仕事に復帰できるまでの迅速さ。独りケアマネの宿命で、1週間単位の病欠は採算を大きく左右する痛手となるのです。

法人スタッフから、まだ長いキャリアが控えているのだから決してムリをしないよう指示があり、術後すぐに復帰できない可能性を考慮し、関係機関には僕から個別に事情を伝えているところです。

優先順位としてはサービス等利用計画の新規作成が最優先、次に更新作成、最後にモニタリング。術後、どうしてもフル稼働できないようならモニタリングの遅延手続きを視野に。

兎にも角にも、残り20年のキャリアが控えていますので、最後まで責任を持って仕事をやり切るためのセルフマネジメントが欠かせません。

深酒をしないとか仕事に支障をきたすような遊び方をしないといったセルフマネジメントは自分次第ですが、健康診断という医療ケアだけは自力ではどうにもできません。

労働基準法に抵触しない範囲内の最低限での健康診断に終始している社会人の皆さんへ伝えたい。

職場の上司や経営者に掛け合ってでも、まっとうな健康診断を定期的に受けましょう。それが聞き入れられないようなら必要経費と割り切り、自腹で健康診断を受けましょう。

レントゲンはたいていの健康診断で取り入れられていますが、胆嚢は、腹部エコー検査でなければ検査できません。

そして、できれば年1回は胃カメラも受けましょう。鼻から挿入する方法であれば苦痛なく検査が受けられます。ただし、医師の技量に大きく左右されるので医療機関は厳選しましょう。

僕も前職でこうした検査を受けていたからこそ、今回の異常についてシロウトながら推測するコトができたワケですし、その推測に基づいてピンポイントで病院を探せたのです。

障害者ケアマネという仕事柄、医療ケアに関する話題に接する機会には事欠きません。

また、担当ケースによっては、健診を長年にわたり受けてこなかった自営業の父親が不調で病院へ行ったところ、そこで進行性のガンが発覚。しかも転移しているコトが判明。そんな実話もあります。

1日でも長く健康でありながら、天寿をまっとうし、課せられた仕事を最後までやり遂げる。

それこそが社会人としての義務であり、喜びであり、生き甲斐でもあります。

あまり説教くさいコトはいいたくないのですが、あえていいます。定期的な健康診断を受けるのは必須なのはもちろん、やるなら自腹を切ってでも徹底的に行うべきであります。