胆嚢ポリープ闘病記①~腹腔鏡手術までのカウントダウン

胆嚢ポリープ闘病記①~腹腔鏡手術までのカウントダウン

胆嚢炎による痛みによって発覚した胆嚢ポリープの存在、それを受けて腹腔鏡による胆嚢摘出術を決意してから2週間が経過しました。来たるXデーまで残り2週間です。

人間ドッグを受ける場合や総合病院を母体とする社会福祉法人で念入りな健康診断を受けられる環境にある場合、腹部エコー検査を受ける機会があると思います。

僕も初の転職を迎えた前職で腹部エコー検査を受けたのですが、その際に5ミリ単位のポリープが複数点在しているコトを知りました。ちょうど10年前です。

その際、10ミリを超えるポリープが発見された際は手術の可能性があると指摘されました。

そして現在。例のみぞおち右側の肋骨最下部の裏側あたりに鋭い痛みが生じ、検査の結果10ミリを超えるポリープが少なくとも2つあるコトが判明し、今後の憂いを絶つべく手術を決意。

以上、ここまでは次の過去ブログで詳細を綴ったところであります。

参考「年1回の健康診断、やるなら徹底的に~任された仕事を遂行するために」→コチラ

健康体でいられるコトが最良の幸福とするならば、今回の一件は間違いなく、降ってわいた厄災といえるでしょう。しかも、わが一族で同じ病気を発症した者は1人として存在しない。

とはいえ、胆嚢ポリープを指摘されてからというもの、いつ襲ってくるかも知れない胆石症の激痛、大のオトナが転がって泣き叫ぶほどの痛みへの恐怖の日々を過ごしてきたコトは事実です。

また、今回はたまたま胆嚢炎を発症したコトによる痛みのサインがあったからこそ速やかな受診につながり、迅速な診断のもと腹腔鏡という負担が少ない手術が決まったのも事実であります。

もし、特段の痛みを覚えるコトなく、あるいは多少の痛みをごまかして受診を先送りにした結果、「あの時、もっと早く受診していたら…」という最悪の選択肢となった可能性も。

そう考えると、今回の一件は中国のことわざでいうところの「塞翁が馬」あるいは「禍福は糾える縄の如し」だったのかも知れません。つまりは不幸中の幸いといったところでしょうか。

少なからぬ出費を強いられ最低限の痛みを味わわされるといはいえ、貴重な体験ではあります。

そこで今回から数回にわたり、同じ胆嚢ポリープの診断を受けたヒトや腹腔鏡による胆嚢摘出術を受けるヒトの参考になればと思い、備忘録としての体験談を綴っていこうと思います。

これらの記事で少しでも不安や疑問に応えられたら、同じ病と闘う同志として幸いです。

 

安心と納得のもとXデーを待つ日々~手術前の最終チェック

胆嚢炎と思われる血液の炎症を治療するため、手術前の最終チェックで受診するまで内服薬を処方されていました。抗生剤・非ステロイド性の消炎鎮痛剤・胆汁の分泌を促す薬です。

それらの薬が効き、最終チェックを迎える頃には、刺すような痛みはほぼ治まっていました。

そして当日。この日は造影剤を入れて検査したり血液検査をしたりするとの事前説明があったので、指示どおり、朝食を摂らずに指定された時間に受診。

以下、最終チェックで行われた内容について時系列的にまとめていきます。

主治医による問診

院長先生から痛みの有無について質問があったので、上記のとおり返答。「そうですか」と頷き、「それではもういちど検査します。その結果をふまえて、また話をします」とのコト。

血液検査

この病院で3度目となる血液検査。とはいえ、僕が受けたのは一般的な採血ですので詳細は割愛。注射針を刺される痛みはほとんどなく、それだけでも優秀な看護師であるコトが判ります。

造影剤の点滴投与

まずはDIC-CT検査の説明を受け、同意書への記名を求められました。

この検査は点滴で胆汁中に排泄されるヨード造影剤の投与を行った後、CTを撮影し胆嚢や胆管を詳しく調べる検査です。

手術を安全に行うための事前検査で、造影剤の副作用歴・アレルギー・気管支喘息の有無を明記、記入は後述の担当看護師が代筆しました。

同意書を提出後、一般的な点滴と同じ要領で行われました。40分強といったところでしょうか。部屋が寒いのもあったので、担当看護師が点滴に支障がないよう毛布をかけてくれました。

点滴が終了後、投与した造影剤が体内に行きわたるのを待つため、30分ほど待合室で待機。

レントゲン(胸部・風部)・心電図・CTスキャンによる検査

初回受診と同じ検査技師によるレントゲン検査が実施されました。なお、今回は私服から患者衣に着替えるよう指示あり。

検査後、主治医から2度目の問診

しばしの待機後、院長先生から呼ばれて診察室へ。検査結果をもとにシロウトの僕にも判りやすく、懇切丁寧に説明してくれました。

まずは血液検査の結果報告。炎症はすべて治まっており、いずれの数値も正常とのコト。あとは、手術日まで風邪などひかずに健康体でいるよう指示がありました。

というのも、38度を超える発熱が手術3日前までに起こった場合は手術が延期になるからです。

次に、造影剤を投与して検査した結果について報告。結論として院長先生から話されたのは胆嚢が機能していないというコトでした。胆嚢から胆管までの間が詰まっている模様。

検査結果についての説明は以上で終了し、いよいよ手術についての説明に入りました。

まずは院長先生が撮影したという腹腔鏡による胆嚢摘出術のDVD映像をノートパソコンで再生。その映像を視聴しながら一連の流れについて説明を受けました。

術式はごくシンプルなもの。まずは腹腔鏡を挿入するため臍あたり2センチほど切開、炭酸ガスを入れて体内を膨らませ、胆管との接合部を切除してクリップで止め、胆嚢を摘出して終了。

手術に要する所要時間は化膿や炎症による胆嚢の癒着によって左右されるとのコトで、速いヒトで30分程度、長ければ3時間と大幅な個人差があるそうです。

なお、僕の場合は見積もり90分とのコト。内視鏡で目視するまで推測するしかないが、まったく癒着していないワケではなさそうなので、というのが理由でした。

麻酔については全身麻酔を行い、手術に併せて覚醒するよう麻酔量をコントロールするそうです。また、この病院では手術時の尿道カテーテルは行わないとのコトでした。

手術の流れについて説明を受けた後、手術後に想定される合併症についての説明がなされました。特段、心配するほど深刻な内容はなく、強いていえば吐き気と肩の痛みが想定されるとのコト。

肩の痛みというのは、体内を膨らませる炭酸ガスによって筋肉が引っ張られるコトによる後遺症とのコトでした。つくづく人体は1つにつながっているんだなと納得した次第。

最後に手術後の過ごし方について説明があり、希望があればお菓子などを食べてもOKとのコト。夕食もフツウに摂って問題なし、翌日の退院前の朝食も提供されるとのコトでした。

手術後は摘出した胆嚢を生体検査にかけて、ただのポリープなのか悪性腫瘍なのかを見極めるとのコトでした。ある意味、この結果が最も恐ろしいものであります。

担当看護師による説明

院長先生の問診が終了後、待合室にて担当看護師から手術までの過ごし方や治療完了までのタイムスケジュールについての説明がありました。

担当看護師から用意された書類は多数あり、1つずつ丁寧に説明がなされ、すべての控えをもらいました。今も僕の手元にありますので、以下のとおりご紹介します。

胆嚢摘出術の手術を受けられる方へ

手術日時、来院時間、手術開始時間ならびに手術所要予定時間、退院予定日が記載。

また、手術前日までの注意事項(常用薬の服用、飲酒・その他制限)と手術当日の注意事項(朝食NG、内服薬、当日持参するもの)についての説明が記載。

ちなみに僕の場合、幸いなコトに前日の飲酒を控える以外の制限はありませんでした。

入院診療計画書

主治医以外の担当者の氏名、病名、症状、治療計画、検査内容及び日程、手術内容及び日程、推定される入院期間、特別な栄養管理の必要性、その他の項目について記載。

手術説明書・入院治療計画書

診断名、手術術式、手術目的、手術日、麻酔方法、合併症、考えられる他の治療法、その他の説明、担当医師の使命と入所推定期間について記載。

また、下部は手術承諾書となっており、承諾の日時、患者の住所氏名、親族または立会人の氏名を記載して当日までに提出。なお、不在でもOKなので親族または立会人の記名は不要。

胆嚢結石治療計画書

手術前の最終外来から術後14日後までのタイムスケジュールです。食事、安静度、排泄、内服・点滴、検査、処置、清潔、説明のカテゴリに分かれてイラスト付きの判りやすい内容。

臍の処置の仕方

傷の感染予防のために患者が自己対応するための手順が記載。入浴後、オリーブ油を垂らして5分ほど時間を置き、綿棒でオイルを拭き取り、最後にオイルを濡れタオルで拭き取る流れ。

なお、充分な処置がなされているかどうか当日に看護師がチェックするとのコト。

血液検査項目の臨床的意義

体内に循環する血液を検査するコトによって、全身性病変などに対して、的確かつ速やかな診断と対応を実現するための検査との説明あり。

前回の検査で異常値を示していたCRP(C-反応性タンパク)とWBC(白血球数)の数値は、いずれも正常値でした。なお、やや白血球の数が少なめなのは昔から。

ついでに、血液型検査成績証明書というカードもオマケに受け取りました。初診日の検査結果で、O型のRho+という過去の検査と同じ結果を受理。

以上、手術前までの受診経過でした。手術後のレポートは以下のブログにて。

胆嚢ポリープ闘病記②~腹腔鏡手術とその後のケア→コチラ