ロードバイクで半日ライド~痩せたい、ストレスを軽減したい、生きる活力を得たいヒトへ

ロードバイクで半日ライド~痩せたい、ストレスを軽減したい、生きる活力を得たいヒトへ

ようやく段階的に緊急事態宣言が解除されてきたものの、まだまだ新型コロナウイルス禍で外出が憚れる昨今。ロードバイク乗りには、さながらヘビの生殺しのような日々であります。

本格的なシーズンが到来し、例年であれば暑すぎない晴天の下でロングライドに繰り出すところ。自粛を続けるヒト、3密を避けて繰り出すヒト、地域によって状況はさまざま。

寒冷地に住んでいる非レース系サイクリストの僕は「そろそろ行ってみるか」と、ローラー台からロードバイクを取り外し、リアタイヤをローラー専用から交換している時期であります。

今シーズンは忌々しい新型コロナウイルスの状況を見極めながらの話になりますが、今回は、過去10年間の経験をもとに半日ロングライドの効能について綴りたいと思います。

なお、ロングライドというくらいですから、ある程度の距離を走るコトが定義されるべき話です。しかしながら、今回は距離ではなく時間「少なくとも半日」で定義づけしたいと思います。

シーズン真っ盛りなら、フツウのローディーでも半日あれば往復100キロはイケます。ところが、シーズン初ライドで風が強い日にぶつかると70キロで疲労困憊になります。

それでも半日も走り続ければ、どちらも立派なロングライドとして同等の効果が得られます。

 

効能その1:ローラー台など比較にならない体重&体脂肪の減量

冬はマイナス20度も珍しくない寒冷地の住人の宿命として、ロングライドを存分に楽しめる期間はせいぜい6~8月、早朝ライドなら7~8月に限定されます。

換言するなら、残りの9~10ヶ月は仕事帰りに室内ローラー台を転がして過ごす日々を余儀なくされるコトになるのです。

レース指向の本格派ローディーであれば、極限までローラー台でカラダを追い込むトレーニングを積むのでしょうが、アパートの騒音問題やヒザの故障を抱えた僕には無縁の世界です。

そのため、負荷を最大限に軽くして録画放送を視聴しながら40~45分くらい転がす毎日。

それでも、一定時間ローラー台を転がすのは妙に疲れます。しかもつまらない。そしてダイエット効果も薄い。現状維持すらできず体重と体脂肪が加算されていくのであります。

一方、ロングライドは効果絶大。それほど発汗もしない、たかが70キロ程度であっても、確実に体重が落ちます。

そして翌朝、起床後に体重計に乗ってビックリ。ロングライドを終えて入浴後に測った数字よりは増えているものの、明らかに体重減は続いています。

もちろん、カロリー摂取量も勘案した上での結果を求める必要があります。つまり、自分に甘く、「まあイイか」と夕食をバカ喰いすれば元の木阿弥ですので。

40歳を過ぎた中年にもなりますと、基礎代謝は20~30代よりも確実に低下します。運動量と摂取エネルギー、その両輪がダイエットの要諦という点を忘れてはなりません。

とはいえ、同じ摂取エネルギーで比較すれば、1ヶ月間セッセとローラー台で過ごした結果など、1回のロングライドの前では虚しい徒労でしかありません。

室内で黙々と続けてきた日々の努力など、軽々と凌駕されてしまうのです。

 

効能その2:脳内をリフレッシュし、ストレスに強くなる

クルマの運転中は僕にとって単なる退屈な移動時間でしかありません。そのため時間つぶしの手段が必要になります。

他のドライバーと同様、運転の妨げになるので聴覚に働きかける時間つぶしとしてカーステレオを聴いています。ラジオやCDを聴かない運転など考えられません。

一方で、ロードバイクに跨っている間は違います。ただ公道を走っているだけでエンドルフィンが大量に分泌されるのを感じるからです。

また、車道を走るため危機回避のためにも聴覚を妨げるワケにはいきません。常に後方を意識する必要もあります。一刻も早く河川敷やサイクリングロードを目指す所以でもあります。

そして交通量が多い市街地を抜けて河川敷やサイクリングロード、あるいは交通量がそれほどでもない国道をゆったりのんびり自分のペースで走るのです。

その間、僕の中で何が起きているかというと、心肺と全身の筋肉が持久モードで機能し、息切れをするコトなくロードバイクを走らせる間に脳がリラックスモードに。

例えば今日はどこまで走ろうとか、目的地をどこにしようかとか、そこへ到達するためのルートはどうしようとか、とりとめのない思考論理が機能します。

そういったリラックスモードに切り換わった脳内では、セロトニンが分泌されます。気分や感情のコントロールを司る脳内の神経伝達物質の1つです。

セロトニンの分泌量が減少すると、イライラ・うつ症状・睡眠障害を起こし、心のバランスが崩れやすくなります。

僕の場合、明らかにセロトニン不足だなと思える状況下は、自分にも他人にもトゲトゲしくなってしまう。普段なら気にならない些細なコトに怒りっぽくなるからです。

対ストレス物質として欠かせないセロトニンは「しあわせホルモン」とも呼ばれます。

四季の移ろいを肌で感じ、自然の美しさを視覚で捉え、風の音や鳥のさえずりを聴覚で捉え、草木や雨の匂いを嗅覚で捉え、休憩中の水分やスイーツの美味しさを味覚で捉える。

誰かと競ったり、誰かよりも速くなろうとしたり、痩せなければとか血液検査の結果を良くしたいと強迫観念に囚われたりしたり、セロトニン分泌にとっての邪念は捨て去る。

ただ走りたいから、日帰りロングライドに出かける。それでストレスに強くなれるのです。

それが、非レース系サイクリストにとっての、ロードバイクの無上の歓びだからです。そのヒトにとっての歓びがなければセロトニンは分泌されず、ストレス耐性は得られません。

 

効能その3:リラックスモード→生きるモチベーションが上がる

もうひとつ、セロトニン効果によって期待できるのが、脳内リフレッシュがもたらすビジネス上のモチベーションアップと新たなアイディアの閃きであります。

スポーツの世界でもエレキギターの演奏でも全く同じですが、最もパフォーマンスが上がるのは、プレイヤーがリラックスモードに入っている時です。

適度な緊張感も必要ではありますが、過度な緊張は心身ともに硬直して本来の力が出せなくなる。いわゆる「プレッシャーに潰される(負ける)」という心理状態です。

一方、セロトニンが分泌されているリラックスモードに入ると、何か結果を出さなければならないといった精神的重圧から解放された状態になります。

この状態は僕の経験上、脳が過去の経験の蓄積から新たなアイディアを閃かせ、失敗経験によってもたらされる未知への恐怖感や自己否定観を吹き飛ばす力が湧いてくるのです。

皆さんも同じような経験があると思います。やるだけやったけどやれる気がしない。もういいやと中断してボーっとしている時間を経て、その翌日に「アレ、できる?」といったふうに。

その日の気分や体調、気温や風速といった天候に左右されながら、自分のペースで気ままに日帰りライドを敢行する。そして、最高の入浴と最高の夕食にありつく。

なかなか手が付けられずに溜まりに溜まったデスクワーク、気が重くなりがちな困難ケース、労力の割には報酬額が圧倒的に低いとしか思えない相談支援給付費の単価設定…。

普段なら解決の糸口が見いだせなくなってストレスが蓄積する元凶の数々。

しかしながら、日帰りロングライドを楽しむ中で解決策がフトひらめいたり「ま、どうにかなる」と強気&前向きに考えられたり。

このように、一見ムダに思われがちなリラックスモードはビジネスマンにとって生きる活力です。否、すべての生きとし生ける人間にとっての「活力の源泉」となるのです。

そして、僕のリラックスモードを起動させるスイッチが他ならぬ日帰りロングライドなのです。

そういうイメージが先行しがちですが、ロードバイクはレースをしたいヒトだけのモノではない。

ラクに気持ちよくダイエットしたいヒト、日頃のストレス・不安・ネガティヴ感情から解放され、生きる活力を得たいと思っているヒトに日帰りロングライドを強くオススメします。

最後に、こちらは男性向きですが、こちらの記事も併せて読んでいただければ幸いです。

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